勉強が好きになるか嫌いになるか

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子供のころのお勉強って好きでしたか?

学校に入る前の姪っ子がいるのですが、自信ありげに「あってる~?」と持ってきたドリルの回答にママ唖然・・という妹の報告から面白い議論になったので、ちょっとこちらでもご紹介。

ことの発端はこちらの写真。

え?
こんなにわからないもの?
コロナでほとんど行事ができていないからかな・・
今年はいろんな体験をさせてあげなくちゃ

というのがママである妹の最初の感想だったのですが

私から見ると「こんな状況の中でも頑張って子供たちにいろいろな経験をさせているな」と関心していたので、体験不足なわけではないのではないか?と思いながらじ~っとこの写真を眺めていたのです。

そしてね、気付いてしまいました!

冬に姪っ子たちとスキーに行ったのですが、その際に思いっきり雪遊びをしたのです。
宿泊したお宿は温泉で、みんなで浴衣を着て、お食事は子供たちも楽しめるようなバイキングになっていて、綿あめコーナーなんかもあってまるでお祭り気分・・・。

なるほど。

でもでも毎年お正月は餅つきもしているのに、なぜそちらを選ばなかったのか・・
あ!!
お正月の餅つきをするのはいつも温かい宮古島。
ちょうどこのドリルのイラストのような服装で、餅つきの前後には公園や海に行っていろんなものを拾い集めて工作をするのです。

おぅ・・・。

じゃあ芋堀りは??
海が大好きな妹家族の週末はほとんどが海の家。
お庭では家庭菜園をしているので畑と海の絵がつながったのでは・・

最後の入学式はまだ経験がないけれど、ここはきっと消去法で余ったものをつないだ。

「私の推測だけどもしかしたら・・・」とさっそく妹に伝えると「あぁ~、きっとそうだ!」との応え。

でもね、ここでちょっと考えたいのが、仮にこれが学校の宿題だった場合。
先生がマル付けして返却されたものには×が3つ、点数は25点になるわけですよ。

そこで納得いかない姪っ子は先生に「どうして雪だるまとお餅つきなの?」と聞いたとする。
先生からは「雪は冬に降るでしょ。お餅つきはお正月にするし、お正月も冬でしょ」くらいの無難な説明がされたとして、果たして彼女は腑に落ちるのか。

きっとまだよくわからないなと感じて、100点をとったクラスの子に聞いてみる。
「どうして雪だるまとお餅つきなの?」
「え?雪だるまも餅つきも冬だからだよ。ぼくこういう問題たくさんやっているからわかるんだ!」

もしそんな応えがかえってきたら、きっと彼女はみんなの言うことがちんぷんかんぷん。
「勉強っておもしろくな~い」なんてことに・・なるよね??

「あ、私それで学校の勉強は嫌いだった!」即答の妹に思わずニヤリ。
ママに行動がそっくりな姪っ子。
きっと気持ちを分かってくれるママを選んで生まれてきたね~

このドリルの正解は残念ながら1つになってしまっているけど、本来なら正解って個人個人でバラバラでもいいよね。
姪っ子のようにそれぞれの経験があったり、温かい地域・寒い地域など住んでいる場所で異なったり、もしくは外国にいたら入学式だって秋かもしれない。

グローバル化とかダイバーシティーとかかっこよく言われているけれど、結局大切なのはそれぞれの育った環境や経験によって全く異なる考え方をしているかもしれないことを理解すること。
そのために必要なのは「どうしてそう思うの?」ってコミュニケーションしていくことなんじゃないかな。

自分が経験したことから考えて導き出したかもしれない姪っ子のドリルに心の中で花丸満点をつけながら、明日から会社で「なんで?なんでそう思うの?」とうるさくなる自分の姿が浮かんできて思わず苦笑いなのでした。

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