長安寺 年越し除夜イベント2021

Event-レポート

コロナ一色だった2020年の年末、「コロナの終息と来年への希望」をテーマに、箱根にある長安寺さんから年越し除夜イベントの飾りとして糸かけ曼荼羅の制作をご依頼をいただきました。

本堂の正面の壁に飾っていただくための初めての大型作品を制作。
試行錯誤を繰り返しながらもなんとか無事に年末までにお納めすることができました。

一つ目の作品はこちら。

ご住職の好きな蓮の花をイメージした作品です。
色の切り替え箇所や形を修正しながらなかなか良い作品に仕上がりました。
ポイントは真ん中の黄色。

そして対になる2つ目の作品は、ご依頼いただいた来年への希望を表すために「虹」を表現することにしたのですが、ただグルグルと虹色に糸をかけるだけではつまらないなぁと考えていて・・・
最終的にこのようになりました。

真ん中に夜明けの太陽を表現!
かなりたくさんの糸を利用して作成しましたが、それなりにインパクトのある作品に仕上がり大満足です。

お納めする作品たちは私のわがままな予定で調整いただき、年越しのためのお寺の本格的な準備より1日早く設置いただきました。

白壁になかなか映えました。
ほっと一安心。

ここからお寺自体の準備はどんどん進み、立派な茅の輪も設置されました。

本堂周りの飾りも整うと、糸かけもさらに立派に見えます。

ちなみにこの真ん中の龍は組紐で作成された作品だそう。
本格的な芸術品が並ぶ中、なかなか恐縮です。
さらに夜はライトアップもしていただいちゃいました。

ここまで周りを整えていただくと、かなり立派な作品にみえますね(笑)

残念ながら私は年末年始に見に行くことはできなかったのですが、実際に作品をご覧になられた方からは様々な感想があっがていたそうです。

例えば蓮の花。
これ、遠くから見ると曲線がたくさん重なっているように見えるのですが、実はすべて釘から釘へかけた糸の直線の集まり。
それをものすごく不思議に眺めてくださった方がいたとか・・・。

さらに希望の虹の作品では、太陽のまわりに釘が打っていないことに気付いてくださった方がいたよ~とか。
これ実はとてもうれしくて、釘を二重に打たずになんとか太陽と虹を表現できないかと試行錯誤していたのです。

ね、釘ないでしょ。
こんな感想をいただけるなんて、皆様本当にじっくり見ていただいたんだなとものすごくうれしくなりました。

年越しイベントのお役目を終えたこちらの糸かけ作品、その後は有難いことに本堂の中に展示していただいておりますので、お近くへお越しの際はぜひご覧になってみてくださいね。

素晴らしいチャンスを与えていただいた関係者の皆様、設置や写真撮影などご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

コメント

  1. 岡村 雅広 より:

    希望の虹の中に大日如来様を見つけました。
    これからも自分の道をお進みください。
    大阪から応援しています📣。
    ゴミ拾いが趣味となり「ピリカ」って言うアプリに
    没頭している毎日です。
    志と行動 憧れます。

    • 勝俣佑香 より:

      岡村さん
      とても嬉しい応援コメントありがとうございます。
      ピリカのようなアプリでみんながつながっていく活動も良いですね!
      今後ともよろしくお願いします。

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