あっという間に9月になりましたね。
4月以降の会社の仕事の忙しさに、プライベートな時間がかなり無くなっておりましたが、8月にはなが~いお休みをいただきました。
ここ数年の夏休みの過ごし方は、前半海に行って後半は山へという感じだったものの、今年は諸事情により海をあきらめ、山のおうちに引きこもり。
そんな中で唯一遠出したのが、山梨県にある永昌院というお寺でした。
年始に糸掛けの作品を展示していただいている箱根の長安寺からご縁をいただき、永昌院さんへもサイズは小さいものの、お揃いの糸掛け作品をお届けに。
その歴史は古く500年。
武田信玄の曾祖父である、武田信昌公をお祀りしているお寺です。
以前訪れた時の写真を父から見せてもらい
「なにここ~!!行ってみたい!!」と思っていたこともあり、お盆明けに長安寺のご住職にも付き添っていただくという贅沢な環境で行ってきました。
その感動した景色がこちら。
山の上から山梨市の街を見下ろせます。
この時は見えていなかったのですが、この後少しだけ富士山も顔をのぞかせてくれました。
本堂はこんな感じ。
明治時代に不慮の火災で喪失した本堂は、当時の皆さんの力で再建され、大きさはだいぶ小ぶりになったものの、随所に立派に見えるような工夫も施されてこの形になったそうです。
そのうちの一つがこの屋根の上の出っ張り。
建物を大きくに見せる工夫だそう。
なるほど、そうやってお話を伺っていくとなかなか面白い。
さて・・・・
なんかあまりのお寺の立派さに、私がお持ちした糸掛けはどうなんだろうと心配になりつつも、「長安寺さんとおそろいなんです」と思い切ってお渡ししてきました。
蓮の花をイメージしたこちらの糸掛け。
もともとはピンクで作成していましたが、永昌院さんの写真を拝見したときにどうもグリーンが浮かんだので緑基調の作品にしました。
そんなことをご住職にお話しすると「実は永昌院のテーマカラーは緑なんです」と。
よかった!!
その後はありがたいことに住職に境内をご案内いただきました。
まずは山を登って武田信昌公のお墓へ。
風化から守るための保存堂の中に葬られています。
我が家の先祖は武田家にお仕えをしていたかも。
そんなことを聞いたこともあるので、しっかりとお参りさせていただきました。
そしてその帰り道にわざわざ蔵を開けて見せていただいたのが「輪蔵」という回転式の書架。
中には「黄檗版一切経」というお経の本が詰まっていました。
なんと1344冊あるそう!!
「回転させると読んだことになるよ」と言われ、一周回してみたけれどなかなかに重たかった。
最後に入口のそばにある鐘楼です。
ここも火災を逃れた建物だそうで、この素晴らしい景色とともに歴史も感じられます。
詳しいご説明とともにたっぷり堪能させていただき、とても素晴らしい体験になりました。
さてこの後は絶景風呂として有名な「ほったらかし温泉」へ向かうのですが、その予定をお話ししたところご住職から「ほったらかし温泉ならこのまま山登っていったらつくよ。湯船にでちゃうけど・・・」と。
なんでもその昔はこちらのお寺の敷地にあった温泉だそう。
こちらのお寺の敷地が広大なことはうかがってましたが、なんかスケール感がとんでもなさそうだわ・・(汗)
とっても美味しそうな葡萄のお土産までいただき、ランチと温泉のために永昌院を後にしました。
長安寺さんの糸掛け制作からつながったご縁。
さらにどんな展開へつながっていくのかとっても楽しみです。
そうそう、訪問の途中で以前「オトナの遠足」でお世話になったアサヤビネガーさんにも立ち寄りました。
なんと永昌院さんのすぐそばだったんです!
お忙しい中ビネガーについても詳しくご紹介していただき、新商品のピクル酢やドリンクビネガーなどを購入。
山梨産の葡萄が1瓶に約20kgつまっている名物のバルサミコ酢には長安寺のご住職も大感激だったものの、昨年のものはすでに売り切れてしまっていて購入できず。
次の予約を待つことになりました。
想いを込めて造られているものには感動しますよね!
なんと秋にはホワイトバルサミコなるものも発売予定だそう!
ちゃっかり先行味見させていただいたら、これまた美味しくて・・・
今後の楽しみもまた増えました。
数年前にはまさか長安寺のご住職とこんな旅をすることになるとは思っておりませんでしたが、新たにつないでいただいたご縁あり、ご紹介したご縁ありの一日になりました。
振り返るとはじめはほんの少しの勇気や思い切りでスタートしたことが、どんどん広がっていって新たな出会いや環境を作っている。
これこそ人生の醍醐味。生きているからこそ体験できることだよね、なんてしみじみ。
ご紹介したアサヤビネガーさんの商品はこちらからも購入できますのでぜひ!!
https://www.asayafoods.com/
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