光の糸掛けアートができました

ITOKAKE

年越しに向かっての恒例になりつつある、箱根長安寺さんへの糸掛けのお納め。

今年もありがたいことにご依頼を受けまして、会社員としての仕事の合間にコツコツと製作しております。

1年目はとにかくチャレンジ、2年目は試行錯誤、3年目にしてようやく作品として表現していくことにたどり着いたかなと感じているのですが

そんな今年の作品、まずは1つめができあがりました!!

最近は「どうやって作ってるの?」「できる過程も見てみたい」なんてお声をいただくこともあるので、作成過程もちょこっとご紹介。

お寺でご用意いただいた90㎝角の板に塗装をし、まずはあらかじめ作成した型紙に合わせて釘を打っていきます。

ちなみに型紙はCADで作成。
まさか建築のお勉強がこんなところに役立つとは、人生経験で無駄になることはほんとありませんね。

釘で模様が浮かび上がってくるとワクワクしてきます。
で、打ち終わったらさっそく糸掛け。

円の中心にある図形から描いていきます。
まずはブルー系で円を3つ。
そして別の円を3つ重ねていくと・・・

こんな感じになりました。

次はこの円の周り。
もともとは中心から同心円でのグラデーションを予定していたのですが、なんか違うなという気持ちになり、そこからまた試行錯誤。

いろんな色の糸をかけてはほどき、デザインを確定させていきます。

決まってしまえばあとは作業していくのみ。

会社から帰ってきてはコツコツと糸をかけ、こんな感じに仕上がりました~!!

テーマは”統合”

真ん中の図形はSeed of Lifeという神聖幾何学の模様です。

この形はすべての生命が最初に作り出す形で、生命の神秘がそのまま図形になっています。
さらに、光が創造されたといわれている「創造の7日間を表すシンボル」、加護や恵みのシンボルとも言われているんです。

糸を使って立体的な仕上がりになっていることもあり、思った以上に良いかんじ♪♪


ブルーを男性性、赤を女性性としてそれらが統合するようなイメージも加えました。
光と闇、陰と陽、善と悪などの様々な二元性の代表として、それらが統合されていく世の中を願って。

そしてその先には光あふれる希望の未来があるといいな・・と、試行錯誤した光の渦巻き。

これもなかなかにグラデーションがきれいに出たんですよ!

見る角度でもまた違った表情を見せてくれる糸かけアートの作品。
これは是非是非いろんな方に実物を見ていただきたいなー。

ちなみに私はこの作品の前に座り、ひたすら眺めていられます(笑)

まずは年越し、箱根仙石原の長安寺さんで飾っていただきますのでご覧ください!

コメント

  1. 古川幸司 より:

    佑香さん、とっても素晴らしいですね。
    パット見た瞬間、「輪廻」という言葉が浮かびました。
    人も草木も動物も、みんな命を賜り、育み、繋いでいく。
    そんなことを考えさせられます。

    • yukakatsumata より:

      ありがとうございます。
      皆様へ何かのインスピレーションをお届けできることが嬉しいです!

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